なぜ、セブ島の友人に食料品を送ったのか?
フイリピンは、新型コロナウイルス感染のために、いまだ厳しいロックダウンの状況が続いています。(5月31日までロックダウン予定)
セブ島でも、手に入るものがだんだんと先細りになってきていて、特に手に入るフレッシュな野菜等が限られてきています。そのような中、友人はピクルスなどの保存食を作り、少しでも健康的な食事ができるよう気を付けているようです。
フィリピンの友人の奥さまは日本人ですが、特にセブ島で手に入らないものとして、梅干しなどの漬物、海苔(味付けなし)、ぬか(乾燥)、だしパックなどがあり、送ってくれると非常にありがたいとの連絡を受けました。
友人は、家族だけでなく親戚、会社のスタッフ等の生活を支えているため日々苦慮していることが容易に想像できます。
バリクバヤンボックス(Balikbayan Box)て何?
最初は、日本郵便で送ることを考えていました。しかし、フィリピンの友人の話では、現在フィリピン国内の郵便局が機能しておらず荷物が届かない状況が続いているとのことです。しかし、バリクバヤンボックスならば、時間はかかりますが確実に届くようです。
そのため、今回初めてバリクバヤンボックスを利用しました。
※バリックバヤンボックスは、日本 ➡ フイリピン間(定期制宅配サービス)です。
ちなみに、セブ島(ビサヤ諸島)までの所要日数は5~6週間程度。(結構日数がかかります)
バリクバヤンボックスの発送手順について!
バリクバヤンボックスの利用方法を以下に示します。
株式会社トランステック(TRANS TECH)にTEL
バリクバヤンボックスを取り扱う株式会社トランステックのコールセンターにTELし、荷物の届け先、希望する段ボールの大きさを伝えると、料金を教えてくれます。
セブ島を例に料金をご紹介します。
届け先:セブ島(Visayas)
段ボール箱の大きさ:CUBE(60×55×60㎝)
料金:¥11,000
コールセンターへ17時までに予約すれば、翌日には発送に必要なものを届けてくれます。
※土曜日は16時まで、日曜祝祭日は受け付けていないので注意してください。
(原則、佐川急便が届けてくれます。)
〇下図は、通常料金と追加料金です。(SHIPPING RATES、Additional pick-up charges)
同梱されてくる書類
予約した段ボール箱以外に、以下の書類が同梱されています。
1.送手順マニュアル(SENDER’S MANUAL)
2.パッキングリスト(PACKING LIST)
3.料金表(PRICE LIST)
4.郵便局の払込取扱票又はコンビニエンスストアでのお支払い用紙。
荷造りの前に確認してください!
日本・フィリピンの法令により、又は、関税当局の指導により下図の品目は送れません。
また、送れるかどうか迷った際は、トランステックのコールセンターで確認すれば調べてくれます。
(私は、米麹が送れるか確認しました。結果は米麹は送ることが出来ませんでした。残念!)
※荷物の重量は、段ボール箱の大きさにかかわらず50Kg未満です。
〇下記品目は、送ることが出来ません。
〇今回、送った品物です。
(CUBEの大きさで、予想した以上に送ることが出来ました。米麹は送れませんでした。)
支払いは、どうするか?
荷物の集荷前日までに同梱されている払込取扱票にて郵便局またはコンビニエンスストアで支払います。また銀行への振込による支払いも受け付けているようです。
(私はコンビニで支払いましたが、スムーズに手続きができ、何も問題がありませんでした。)
〇下図は、郵便振込用紙の記入例です。
パッキングリストを忘れずに!
パッキングリストとインフォメーションシートは、荷物を輸出する際に税関に提出する非常に重要な書類です。記載漏れがないように注意が必要です。また、必ず荷物に添付してください。
〇下図は、パッキングリストとインフォメーションシートです。
これを荷物に添付してください。
集荷を依頼してください
以上の発送手順が完了しましたら株式会社トランステックのコールセンターまで連絡し、集荷希望前日の17時までに集荷の予約をします。
※土曜日は16時まで、日曜祝祭日は受け付けていないので注意してください。
(集荷も原則、佐川急便が来てくれます。)
まとめ
新型コロナウイルス感染のため、ロックダウンが続いているセブ島の友人に、食料品を初めてバリクバヤンボックスで送る手続きを行いました。
所要日数が5~6週間程度かかりますので、荷物はまだセブ島の友人に届いていません。
荷物が無事到着し少しでも皆の気分が晴れてくれればと思います。
一日も早いウイルス感染の終息と平穏な日常生活の回復を願っています。