ベンガラ染め

土から生まれたベンガラは、目にも心にもやさし大地の色で、まさしくアースカラーです。
また、ベンガラは、古来日本の風土に根ざしており、日本の美そのものであり、日本人の心の色といえます。
ベンガラの染め物を身にまとうと、そのやさしさに、心がふわっと軽くなり自然体になれる不思議な魅力があります。

ベンガラは土からとれる成分(酸化鉄)で、地域によって弁柄や紅殻とも呼ばれ、古代から使われてきた顔料の一つです。
インドのベンガル地方で良質なものが産出されたことからその名がついたと言われています。
現在、黄土を焼き、その火入れ加減や調合により色のバリエーションを増やしています。
ベンガラは、耐候性・耐久性にすぐれ、酸化鉄が主成分であることから、化学的な変化が起こりにくいだけでなく、紫外線や温度によって変化、変質しにくい特徴を持っています。
ベンガラは、自然素材であり排水しても土にかえるだけであり、環境を汚染することがありません。究極のエコなのです。

ベンガラの素材

ベンガラは土から取れる成分(酸化鉄)で紅殻、弁柄とも呼ばれ語源はインドのベンガル地方より伝来したことからそう呼ばれています。日本の暮らしにも古くから根付いている素材で陶器や漆器、また防虫、防腐の機能性から家屋のベンガラ塗りとしても使用されてきました。      地球上に一番多く存在する「赤色」は酸化鉄と呼ばれています。人類にとって身近な色であり、土から取れた古代色「ベンガラ」は古代の色であり日本の暮らしを彩る色なのです。      (古色の美より引用)

ベンガラをどのように作っているか

ベンガラ染めは、土・火・水から作られる

究極のエコである

染め方

作品